【精神と時の部屋】子どもと2人で過ごしていると1日が長い
ドラゴンボールの最終巻ばかり何度も読んで育ったささかまです。
子育て真っ最中のみなさん。
とつぜんですが、子どもと過ごす時間ってあっという間に感じますか?
長いスパンではなく1日単位の話で。
子どもと二人きりで過ごす時間の緩慢さよ
私は娘と2人で部屋にいると、とっても長く感じます。
そう、まるでドラゴンボールに出てくる「精神と時の部屋」*1にいるような感覚です。
しかし実際には精神と時の部屋ではないので、パワーアップはしません。
疲れます。はい、正直疲れます。眠くなります。
新生児の頃からそうでした。その頃は反応も無くもにゃもにゃ動いたり寝てるだけ。でも、吐き戻しやらオムツ替えやら授乳やらで離れることはできません。
人生で初めて「暇だけど何も出来ない」という状況を経験しました。
1歳を過ぎた今は、新生児の頃よりも動きがあって楽しいですが、エンドレス絵本読み聞かせとか、バッグの中に物を入れて運ばせる遊びとか、引き出しの中身の点検や、本棚の本を運ばせる遊びとか、単調な遊びが多くて眠くなります。
ここは精神と時の部屋なので、12時にご飯を食べてから結構遊んだな~!そろそろ「いないいないばあ!(Eテレ午後4時5分からの放送)」の時間かな~???と時計を見ると13時半だったりするわけです。
子どもと過ごす時間が長く感じるなんて、親として駄目よね。母親失格・・・・・・なんて思ったこともありましたが、意外と同じように考えている人は多いとわかりました。
支援センターとの出会い
子どもを産む前は、子育て支援センターの存在を知りませんでした。
児童館は知っていましたが就学した子どもが放課後を過ごす場所だと思っていました。
出産後に貰ったチラシで、自分の住んでいる地域にはたくさんの子育て支援センターがあることを知りました。でも「アタシ人見知りだし~、ママ友とか怖いし~」と思って行きませんでした。
娘の腰がすわった頃でしょうか。部屋で娘と遊んでいる時に感じたのです。
「だめだ、かわいいだけじゃ間がもたねえ」と。
暑い夏の日のことです。娘を抱っこして散歩していると、「子育て支援」という小さな看板を見つけました。熱に浮かされていたのでしょうか、私はフラッと足を踏み入れてしまいました。本当にフラッと入ったので、着替えはおろか飲み物もオムツも持っていませんでした。
その子育て支援センターは、小さな保育園横にひっそりと佇んでおり、外観はセンターという横文字が似つかわしくないような、掘っ建て小屋のようなトタン屋根の建物でした。
私は予想外に温か~く迎えられました。
いや、「支援」なんだから温かく迎えられて当然といえば当然なんですが、「誰お前?ドコ中だよ」みたいな目で見られたらどうしようと思ってたんです。
でも、ママたちはびっくりするほどサラッとしているし、内輪感がないし、キティちゃんのエプロンをした先生は優しいし、娘と同じくらいの赤ちゃんは芋虫のように転がっているし、娘より上の子たちは娘にいろいろ持ってきて説明してくれるしで、不意に癒されてしまいました。
そして時計を見てみると、なんということでしょう。あっという間に30分が経過していたのです。
ひさびさに30分をあっという間に感じました。
子育て支援センター万歳。
すでに支援センターに魅了されていました。
その日は30分で退散したのですが、味をしめた私は、その支援センターはもちろん、他の支援センターにもちょこちょこ顔を出すようになりました。
支援センターに行ってみて分かった2つのこと
実際に足を運んでみて分かったのが、「子どもとの時間を持て余しているママたちは結構いる」ということです。これだけでも私にとっては大きな収穫でした。遊びのネタが切れたとか有り余るエネルギーに付き合い切れないとかそんな理由で来ている方が多いです。
子どもと二人きりで過ごすのが辛いと嘆くのは悪ではないんだと慰められました。
そしてもう一つ、「子どもを放流し自由に遊ばせることだけを目的としたサラッとしたママたちが多い」ことも知りました。
子育て支援センターに行くからには、ママ同士の交流が必須だと思っていたのですが、そうでもありませんでした。そりゃ挨拶や世間話くらいはしますが、基本的に子どもの遊びを側で見守るという形です。
イメージ的にはドッグランが近いです。これまじです。
同じ月齢の子が集まる場所に行けば、なんとなくママたちの疲弊の仕方も似ていたんですよね。だから親近感がわく。
行き詰まったママたちは恐れないで行ってみようぜ
ワンオペ育児とか母子カプセルという言葉をよく耳にするようになりました。
世の中にはひとりで子育てしなければならない環境に置かれた母親がたくさんいると思います。父親と協力するべきだとは言っても、男性の育児休暇制度はまだまだ一般的ではないし、父親が日中の育児に参加するのは現実的に難しい。昔みたいに「子どもは地域で育てる」という感覚なんてもうないですよね。
子どもといる時間が苦痛になったり、あまりに熱を入れすぎて依存したりする前に、軽い気持ちで子育て支援センターに行ってみませんか?
別に無理に悩み相談する必要もありませんし、相談すれば保育士さんが親身になって答えてくれるはずです。自分以外の大人の目があるだけでも救われるものです。
ママ友を作る必要もありません。ただ子どもを放流すれば良いのです。自由になった子どもを眺めながら一息つきましょ。
合わない支援センターならそれっきり行かなきゃいいんです。
精神と時の部屋から開放されましょう!
以前の私のように、「なんとなく子育て支援センターって入りづらいな」と思っているママたちの不安を、少しでも取り除くことができれば嬉しいです。
■ 役立つブログがたくさん!押して頂けると励みになります。